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パッサーズバイ

『パッサーズバイ』

パッサーズバイ

制作期間:2006年5月~2007年8月
長編映画
DV/157分

あらすじ

 高校3年生の佐藤悟司は、夏のある日、自分でいることが嫌になり、自転車に乗って家を飛び出した。そして、たどり着いた見知らぬ町で、偶然道ですれ違った紗知という同い年の高校生から「章太郎」という赤の他人に間違われる。
 その章太郎は紗知の彼氏であり、高校生バンド「パッサーズバイ」のボーカルだったが、3ヶ月前に自殺していた。ショックのあまり現実を受け入れられなくなっている紗知は通りすがりの悟司を章太郎だと思い込み、成り行きから悟司は章太郎として過ごすことになる…。

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作品解説

 大学に入って、初めて作った長編作品です。規模の大きさに振り回されて力を出し切れなかった部分もありましたが、本当に、いい勉強になりました。

 脚本は高校生の頃に書いたものをほぼそのまま使いました。「青春の終わり」や「過ぎ去っていく時間と人」というテーマに対して、高校生の頃に感じていたことをそのまま残したい、と考えてのことだったのですが、今思えば、やはり多少の手直しはあったほうがよかったのかなと思います。

  「思い入れ」というのは厄介なもので、これが大きすぎると、本来作品のあるべき姿が見えなくなってしまう。客観的に観れば単なる改善すべき点なのに、それを「作品の個性」と勘違いしてしまう危険がある。それが作品のトゲとなっていい形で残ることもあるし、まったくもって観る人が共感できない独りよがりな作品になってしまうこともある。 この作品の脚本には、いくつかの不自然な点を「個性」という言葉で言い訳していた部分があったと反省しています。

  ただ、やっぱり今の自分には絶対に出せない切なさとか眩しさとか絶望とかがあるお話だし、物語の題材自体はけっこう面白い方だと思います。「本気リメイク」したら意外と大傑作になるんじゃないかなあ。したいなあ。