あらすじ

 2015年9月9日深夜。
 すべての終わりに思えたときが、実はすべての始まりかもしれない。

キャスト

冨江洋平
足達美咲
飯田卓也
芹川有里
ウォーレン・リウ

スタッフ・キャスト

監督・脚本:堤真矢
VFX:生㌔P 
音楽:川尻大輔

作品解説

「スマホ仮面」シリーズのスピンオフ作品です。

 スマホ仮面第1話が「2015年9月9日」の出来事という設定だったので、実際その日に何かやろうというところから始まり、最初はもっと壮大なアイデアも幾つかあったのですが、最終的には「第1話の裏で、変身アプリ開発に失敗した開発者の物語を描く」というところに落ち着きました。
 公開された時間が劇中の時間と一致していたり、劇中で主人公が語る「嘘か本当かわからない過去」が、同年のエイプリルフールに公開したフェイク予告編と関連していたり、シリーズらしいささやかな「現実拡張」としても上手くいったのかなと思います。

 当時、スマホ仮面プロジェクトがひと段落して2年ほど過ぎたタイミングで、それぞれに「これ以上は、何も変わらないんじゃないか」というような葛藤を抱えていた、そんな時期の心情が出ている作品だなーと思います。

 シンプルな会話劇で本編のノリとは全く違いますが、通じるテーマを感じてもらえたら幸いです。

(2015年/HD/14分)